卒業研究進めてます♪

今年は残暑が長く続きましたが,10月後半からなり急に寒くなりましたね。本日は林君と実験装置の組み立てを行いました。高速に変化する放電プラズマの発光を高速度ICCDカメラを用いて時間分解して観測する装置です。高速度ICCDカメラに加え,同カメラのシャッターを制御する機器や,信号をモニタするためのオシロスコープ,CCDカメラの画像をパソコンに取り込むための画像ユニットとパソコンなどから構成されますが,これらを一つのラックに収め,動作確認までを行いました。

ラックはアングルを使って製作しました。装置の高さに合わせて棚板の高さを調整しました。

ラックを組み立てているところ

出来上がったラックに装置を配置し,電源供給と信号配線を接続して高速度ICCDカメラの動作確認を行いました。DCモードで画像が映ることを確認できたので,次回は林君が作製した回路も組み込み,高速シャッター動作の確認を行う予定です。

DCモードで高速度ICCDカメラの動作確認中

実験装置の転倒防止対策

本日は実験装置の転倒防止対策を行いました。地震などが発生した際に転倒が懸念される機器等を床や壁に固定する作業です。必要な器具をホームセンターで購入していざ施行!

先ずはドライオーブンとCO2インキュベータ。各機器の両側にパットアイを取り付け,そこにラチェット式の荷締めベルトを渡して固定します。

パッドアイに荷締めベルトを掛けたところ
荷締めベルトのラチェット側
固定の様子

これでドライオーブンとCO2インキュベータの固定は終わり。

次にガスボンベスタンドも固定しました。床はコンクリートなので振動ドリルを使って穴をあけ,そこにアンカーボルトを打ち込んでボンベスタンドを固定しました。床の下には鉄筋が通っている場合があるので,そこは避けて穴をあけてます。

アンカーボルトによるボンベスタンドの固定

そして最後に棚と冷蔵庫の固定です。壁にU字ボルトを固定し,そこにスプリングフックを使ってチェーンを取り付けます。U字ボルトの間隔は45mmでした。簡単な治具を作成してボルトを通す2つの穴の間隔を正確にとりました。

壁に取り付けたU字ボルトとチェーン

棚の2カ所で固定しました。

シンク上の棚の固定

冷蔵庫も固定しました。冷蔵庫の背面にある移動用の取っ手(?)にスプリングフックを掛けて固定しました。こちらは上記の棚より太いチェーンとスプリングフックを使っています。

冷蔵庫固定の様子

これで実験室にある転倒が懸念される機器や器具については全て固定しました。今後も学生さんが安全に実験を行うことができるよう,不十分なところがあれば引き続き改善したいと思います。