本研究室では,グラフ作成のソフトウェアとして「Gnuplot(ニュープロット)」の使用を推奨します。Gnuplotはフリーのアプリケーションソフトウェアであり,コマンドを入力する形でグラフを作成します。プログラミングに近い感覚でグラフを作成することから,はじめは使いにくいと感じるかもしれませんが,下記のようなメリットがあります。
- 2次元から3次元まで多種多様なグラフを綺麗に作成できる
- 歴史があり現在でも継続的にバージョンアップがなされている
- 無料で利用できる
- 使用法などの情報がインターネット上から容易に得られる
- グラフ作成のために記述したスクリプト(ソースコード)を使いまわすことで,効率的にグラフの作成が可能
- グラフの作成過程や計算処理などの詳細が記録として残る
インストール
Gnuplotのサイトから最新版をダウンロードしてインストールしてください。2023年5月の時点でVer.5.4(current)が公開されています。インストールの際には,Gnuplotの実行ファイルとして拡張子「.plt」を関連付けしてください。
使い方
下記のグラフ作成例などを参考にしてスクリプトを作成してください。インストール時にpltファイルを関連付けしてあれば,スクリプトファイルをダブルクリックすればグラフが表示されます。表示されたグラフの左上のアイコンをクリックすればクリップボードや各種画像ファイル(pdf,svg,png,bmp),プリンタへの出力が可能です。グラフの余白が気になる場合には,Wordのトリミング機能や画像処理ソフト(GIMP)などを使ってグラフ範囲のみをトリミングしてください。細かい使用法についてはインターネットに情報がたくさんありますのでそちらも参照してください。

グラフ作成例
Gnuplotによるグラフ作成例を示します。使い方を理解した上でサンプルスクリプトを基にご自身のグラフ作成に活用してください。なお,サンプルスクリプトのご利用は,スクリプトの記述内容を十分確認したうえで自己責任でお願いします。誤りがある場合には寺西までご連絡をお願いします。なお,スクリプトファイルに添付されているデータ(数値)については著作権等は発生しないものの,目的(添付されているスクリプトファイルの動作確認)以外での使用は固く禁止します。
(1)散布図

(2)オシロスコープ波形

(3)リサジュー図形


(4)棒グラフ
To be prepared
(5)スペクトル
